ビート・カフェは真の意味で、東京に欠かせない場所となってしまった。渋谷センター街奥、この狭く薄暗い、深夜の溜まり場は、音楽の愛好家とパーティー・アニマル達のメッカとなっており、有名人の顧客も多い。欧米のミュージシャン達の来店も途絶えず、ここに来ればSoulwaxとバー・カウンターを共にしたり、DFAのJames Murphyとトイレの順番待ちをしたりする、なんてことも夢ではないのだ。
残念なことに、東京の掟なのか、ここ6年住所となっていた雑居ビルの解体工事のため、Beat Caféがこの地から去ることになった。昨年12月31日には、Beat Caféとその姉妹店のEchoで閉店前のパーティーが開かれ、東京のナイトライフを賑わしたこの場所の終わりを飾った。
しかし吉報は、今年1月4日にBeat Caféは新たに道玄坂(地図参照)でオープンするということだ。他にはないドリンク、音楽、そして雰囲気を味わうことができる。スタッフのKato-manもGenshoも旧店舗の壁のグラフィティを持ってくる訳にはいかなかったが、新店舗にもBeat Café独特の魅力と雰囲気をもたらしてくれるだろう。近々、Tokyo Indieのメンバーも新店舗オープン記念に、お店でお祝いする予定。皆様にBeat Cafeでお会いできるのを楽しみにしています。
執筆:Mark Birtles
翻訳:Asuka O.
2013年1月10日