Daughter インタビュー

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今年のレッドマーキーでインディフォークのバンドDaughter のステージを見るのをとても楽しみにしていた。2010年最高にクールなボーカリストElena Tonraを中心に結成され、BBC Radio 1のライブラウンジでは、Daft Punk“Get Lucky”のカバーでスポットライトを集めた。そしてYoutubeでは330万の再生回数を挙げ、それを機に、持ち前の感情あふれ心に響くメロディー、自然に流れ込む空気のような音、フォークソング界で一躍有名なった。

幸運にもボーカルのElenaにインタビューする機会を得た私達は、バンドについていくつか質問をしてみた。

Daughter はElenaのソロプロジェクトとして始まりましたが、その後メンバーを加えて3人になり、大きな変化はありましたか?

Daughterの活動は、私がIgorと一緒に仕事を始めたころにスタートしました。Daughterの名でソロでライブはしてましたが、本格的に活動を始めたのは、一緒に曲を書き演奏を始めてからです。スリーピースバンドとなって、ステージ上でお互いのエナジーを感じ合えることが、とても楽しいわ。曲を書くことに関してはまだシンプルで、私とIgorだけですが、アレンジやライブはパフォーマンスは3人でコラボレーションしたグループパフォーマンスになっていると思います。

曲を書くプロセスに変化はありましたか?

2010の後半に大学で同じクラスを取っていたIgorと一緒に曲を書き始めた頃、作曲に関してかなり変わったと思います。曲を書くことは、内に秘められたものだったから、他の人に伝えるのはとても難しかったわ。でもEPとアルバム制作の過程を経て、一緒に曲を書く経験を積みました。”Winter”という曲は、Igor が作った冷たくミステリアスなギターループが曲のベースになってて、それに歌詞をつけるのはとてもインスパイアされる経験でした。一緒にアイディアを広げていくことは、とてもいい経験だわ。

昨年4ADと契約を結びましたが、このような有名レーベルと契約することにプレッシャーを感じていますか?

プレッシャーはありますが、それはクリエイティブなタイプのプレッシャーだと思います。4AD のアーティストが製作した数々の素晴らしいアルバムを聞くと、自分たちの曲や芸術性が4ADの作品に合うよう、ある程度のレベルに達しなければいけないと、プレッシャーを感じるのは自然なことだと感じます。もちろんまだファーストアルバムだし成長の道のりはは長いでしょうけれど、このような伝統あるレーベルと契約できたことはすばらしいわ!

Daft Punk の’Get Lucky’ のカバーについてお伺いします。何がきっかけでこの曲をカバーすることになったのですか?

BBC Radio 1の”Live Lounge” という、バンドやアーティストが曲をカバーするステージで演奏したのですが、そのリストにDaft Punk に’Get Lucky’ がありました。リストの中からどのアーティストをカバーするかを考ていたのですが、その頃私たちはちょうどツアー中で、Get LuckyがUKでリリースされたばかりで、Remi がいつも楽屋での準備中に流していました。メンバー皆この曲が好きで、聞くたびにこの曲がまさにカバーするのに最適な曲だと思い始めました。歌詞を読み、暗く小声で歌うのにぴったりだと感じ、曲全体のイメージをガラリとかえることができたの!Igorがギターをかき鳴らして、そして私たちは曲に入り込んだわ!

ライブで演奏するのにどの曲が一番楽しいですか?それはなぜですか?

正直に言うと、全部の曲がとても楽しいわ。1つのライブはまるで1つの旅みたいで。”Youth”はファンの皆が一緒に歌ってくれたりと、お客さんからすごく良い反応が返ってくるから、演奏していてとても楽しいです。いつもすごく驚かされるし、自分の書いた歌詞をファンのみんなが歌ってくれて、自分に戻ってくるのは感激します。

フェスでの“やっちゃった~!”というストーリーはありますか?

笑。特になく、今のところはうまくいっているわ!最近イタリアでのフェスではひどい嵐と雷で大変だったけど。電源が全てとんでしまうかもと、心配したわ。

執筆:Mark Birtles

翻訳:石川香

2013年9月12日