Delphic インタビュー

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Delphicがセカンドアルバム、Collectionsを引き下げ日本に舞い戻ってくる。マンチェスター出身で、2010年BBCの音楽ランキングで3位を獲得した彼らのセカンドアルバムは、hip-hop やR&Bなど新しい要素をたくさん取り入れ、リズミカルなダンスロックだったファーストアルバムAcolyteとは全く違ったアプローチで制作された。Delphic は4/27, 28に大磯で行われるHaciendaフェスティバルに出演が決定している。セカンドアルバムをリリースし、来日を目前に控えたこの好機を逃すべく、ギターのMatt Cocksedgeにインタビューを試みた。

次のHacienda festivalで来日しますが、どのように感じていますか?

とても楽しみにしているよ、ありがとう。最近ひざをけがしてしまったんだけど、すぐに治ると思うよ。

日本に滞在する間に、何をしたり、何を見たりしたいと、楽しみにしていることはありますか?

日本に来る事はいつも楽しみだよ。特に渋谷をフラフラしておいしい日本食を食べたり、たまにゲーセンとかにも行くかな。高層ビルの屋上にあるコートでサッカーをしてみたいといつも思っているんだけど、多分前もって予約をとらなきゃいけないから・・・一度もできてないよ。次行った時はきっと!?

マンチェスター出身バンド、レジェンドのPeter HookやHappy Mondays、808 Stateなどが同じフェスティバルに出演するとはスペシャルなステージになりそうですね!?

もちろんだよ!こんなすばらしい人達と一緒と考えると、興奮しちゃうよ。今回は彼らのお茶出し係かもしれないな。

セカンドアルバムはファーストアルバムとずいぶん違うスタイルで出来上がっていますが、このように変化したのはどうしてですか?

僕たちはすごく飽きっぽいから、敢えて大変な方法でやってみたかった。Acolyte part 2として同じ感じで制作するのは簡単なんだけど、今回は全く逆の方向に自然と向かって行ったんだ。

このアルバムで、一人でなく数名のプロデューサーと制作したのはどうしてですか?Collectionsというタイトルはそのアイディアを反映した名前ですか?

まさにその通り。僕たちは各分野のトップクラスの人達と仕事がしたかったし、多様性をもったアルバムにするためには、色んなジャンルや分野にまたがって広く深く制作してゆく必要があった。Collections(コレクション)というのは、様々な要素がこのアルバムには詰まっているから。他にも理由あるけど、ひとつのアルバムとして、まとめてゆく努力はとても大切だった。だから数名のプロデューサーが参加しているけど、最終的にはBen Allenに全体のミックスを協力してもらった。

どのトラックが一番の自信作ですか?またそれはどうしてですか?

Atlasかな。曲を書くのにすごく長い時間が(全体では2年くらい)かかって、すごく思い出の多い曲でもあるんだ。あとギターのリフを演奏するのがすごく楽しいから。


マンチェスター出身のバンドとしてみられていることがまだ自分たちに影響していると思いますか?

前よりはそんなに取り上げられてはいないんじゃないかな。新しいアルバムの音楽性を区分することは難しいしね。今回の作品は、マンチェスター出身バンドのスタイルってことに当てはまらない部分が多い。でもマンチェスターを隠すわけでもないし、むしろ自分たちの出身地を誇りに思っているよ。

マンチェスターの最近のミュージックシーン、クラブシーンはどのような感じですか?

バングバング(低音ビート)!って感じ


元祖のHaciendaについてどう思いますか?ミュージックシーンやクラブシーン、またDelphicの音楽に影響を与えたと考えますか?

Haciendaは音楽界での伝説といわれるべきものだけど、残念ながら僕らの世代は影響を受けるには若すぎて、直接的には影響を受けていないよ。


Delphicのライブショーを要約して3語で表すと?

3語 じゃ 無理。


Hacienda フェスの出演者で、他にチェックしているアーティストはいますか?

フェスでは、ただ音楽にのって踊って楽しみたいと思っているよ。実際に聞くまでその音をどぅこぅ言うのはあまり好きじゃないからね。

日本のファンにメッセージをどうぞ

プレイできるのが待ちきれないよ!ステージ上の僕らと同じくらい熱くなって楽しんでほしいな。

AUDIO | THE HACIENDA OISO FESTIVAL 28(土)SATURDAY 29(日)SUNDAY @ 大磯ロングビーチ特設屋内/屋外会場, 神奈川県.

執筆:Mark Birtles

翻訳:石川香

2013年4月20日